■関連情報

用語集

不眠症

入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害などの睡眠問題が1ヶ月以上続き、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気です。

入眠障害

床に就いてもなかなか寝付けない状態。診断としては、就床後1時間以上眠れない場合が目安となる。

中途覚醒

夜中に目が覚め、その後眠れない状態。高齢者では睡眠が浅くなるため、中途覚醒が出やすくなります。また、アルコールを飲むと寝つきがよくなるが、睡眠は浅くなり、中途覚醒が出やすくなり睡眠全体の質は低下します。

早朝覚醒

睡眠時間はある程度確保されているにもかかわらず、熟睡したという満足感がない。熟睡障害、高齢者では、夜早い時刻から眠くなり朝は早くから目が覚めてしまう。高齢者やうつ病の場合に多くみられる。

睡眠時無呼吸症候群

寝ている間に呼吸が止まる疾患。主な症状は「いびき」ですが、寝ている間の事なので、自分ではわかりません。夜の睡眠の質が悪くなり、長時間寝ていても疲れがとれず、日中眠くなったり、集中力が低下します。居眠り運転の原因にもなります。重症度に応じて種々の治療方法があります。

レム睡眠行動障害

大声で寝言を言ったり、寝ている間に暴れたりします。時には夢を見て横で寝ている人を叩いてしまうこともある。

むずむず脚症候群

夕方から夜にかけて、足がムズムズしたり熱くなったり、痛くなったりする病気です。妊娠や貧血、薬などの影響で起こることもある。

ナルコレプシー

夜、十分寝ているにもかかわらず、日中にも耐えがたい眠気に襲われ、居眠りをしてしまう病気です。

CPAP

CPAP装置からチューブ・マスクを介して、処方された空気を気道へ送り、常に圧力をかけて空気の通り道を塞がないようにすることで睡眠時無呼吸症候群を予防する治療法です。現在もっとも有効な治療法と言われています。

PSG(終夜睡眠ポリソムノグラフィー検査)

睡眠の質や呼吸状態など、睡眠中に起こることを全体的に見る検査です。

MSLT(睡眠潜時反復検査)

過度の日中の眠気を引き起こすような疾患(ナルコレプシーなど)及び日中の眠気を評価します。
2時間おきに計5回検査を実施し、眠気の程度を評価します。

特発性過眠症

昼間の強い眠気と居眠りを主症状とする。居眠りは1時間以上続き、目覚め後はすっきりと覚醒できずに眠気が持続します。

睡眠麻痺

睡眠中でも脳が活発に活動して夢を見ているレム睡眠時に起きます。 このとき、心拍や呼吸が乱れ、胸に圧迫感を感じるので、脳はそれにつじつまを合わせて「恐い幻覚」を作り、レム睡眠時は体が動かないように仕組まれているので、金縛り状態になります。

睡眠随伴症

睡眠の経過中に起る心身機能の異常の総称。 覚醒の障害としては錯乱性覚醒、睡眠時遊行症(夢遊病)、夜驚症が、睡眠・覚醒移行障害としては律動性運動障害、睡眠時ひきつけ、寝言、夜間下肢こむらがえりなどがあります。

睡眠時遊行症

夢遊病ともよばれ、睡眠中の人が自覚のないまま半ば無意識の状態で歩き回る現象で、小児期の後期と青年期に最も多くみられます。睡眠の最も深い段階で起こります。